熱と熱

風邪気味で少々熱っぽい体に革のジャンパーを羽織り、
光太郎さんと二人で店内へ。自分の足どりと店のドアが
心持ち重かったのは、この店が、以前つき合って
いた彼女と一度だけ来たコトのある店だからなのだよ。

店の奥のテーブルに、つのだ☆ひろ氏ファミリー。
夜遅くに、わざわざ家の近所まで来て頂いたあげくに
ご馳走までしてもらい、有り難いやら申し訳ないやらで、
ホント肩をすくめて何度も首を縦に振る『振り子人形』の
ポーズしか出来ないのだよ。
食事中も、☆ひろ氏と彼の奥方がhenssimoの為に
話してくれるアドバイスや彼自身が放つその「熱」が、
再び孤独の淵に傾きつつあったヤジロベエな自分の心に
パワーをくれた。本当に有り難い。 帰宅後、溢れ出しそうなアイデアを書き留める為に
ペンを握るも、目の前に飾ってある
仮面ライダー2号フィギアの首が無いコトに気づき、
今現在も2号の首を捜索中___________。