胸を張る為に

深夜、この日記を書き始めた頃に突然の訪問者。
「仕事の現場が近くだったから。部屋の灯りもついてたし。」
作業着を脱ぎながら、ぶっきらぼうな口調で
ただそれだけを伝える友人。

普段から「それ以上」でも「それ以下」でもない言葉を
ニコリともしないその表情で的確に話す彼。
愛想笑いのひとつでもすりゃあ、
多少可愛げもあるだろうに。______と、
思う時もあるのだけれど、それでは彼が彼でなくなってしまう。
彼はそんなスタンスでも十分優しさを
他人に与えられる人間なのだから。

自分に出来る事はそう多くはないのだけれど。
それでも今の自分が何をすべきか、どう在るべきかを
もう一度見つめ直さなければいけないのだよ。
心優しい友人の為に。henssimoの為に。
そしてhenssimoを支えてくれる人達の為に________。