酔ぉた。いぬるぞ!!

彼と初めて逢ったのはサイン会の会場。
色紙を一通り友達に見せびらかした後、
お袋の店に行ったら、カウンターで
サインをしてくれたその本人が酔っぱらっていた。
サイン会場でワクワクした自分が何か損した気分に
なったのを子供心に覚えている。

東京に出てきたばかりの頃、彼に再び色紙をもらった。
そこには彼の独特の文字でこう書かれていた。
『星になる為の5ヶ条』
一つ・オンナとはあとくされないこと。
一つ・身体はつねにきたえること。
一つ・車の運転は禁止のこと。
一つ・エイズにはかからないこと。
一つ・なるだけ人は殺さないこと。

いろんな人を紹介してくれた。
彼の一声でドラマにも出演出来た。
今では自分の第2の故郷になっている沖縄・伊平屋島に
最初に連れて行ってくれたのも彼。

「ツカサと俺とは周波数が合う。」
「ツカサの描く線は生きちゅうにゃあ。
 俺にはかなわんけんど。ハハハハ。」

世情を皮肉るアイデアをその非凡な才能にのせ、
ひたすらペンを走らせた。
寂しがり屋で賑やか好きなくせに、
どこか孤独の影を肴にしながら、
酒をこよなく愛した男。

_______はらいたいらに3000点。いや、ぜんぶ。

「ツカサ、俺ゃ酔ぉた。いぬるぞ!(帰るぞ)」

今夜は一人静かにたいらさんのご冥福を祈るのだよ。

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