キーワードは自然

点と点を結べない限りは「気持ち良さ」は生まれない。
始点と終点を結んで初めて「線」になり、
その全てに意味が在る。

吹く風だったり、川の流れだったり、波のうねりだったり、
音符の長さだったり、子供達が画いた絵だったり、
美味しい物を含んだ口の中の動きだったり、
物質の落下軌道だったり、会話だったり、
生物のカタチだったり、ブレスだったり、
握り合った手の強さだったり、優しいくちづけだったり、
身も心もとろけるようなSEXだったり、
惑星の自転だったり、公転だったり、etc….。

それは「それなりに」経験を重ねると解ってくるというか、
やはりココロの襞(ヒダ)の数がモノを言うのだよ。
ココロをアンテナだとすると、襞の数が多ければ多いほど、
引っ掛かるというか、感じられるモノも多いわけで。

その感じ得たモノらの幾つかは、まったく関係性の無い
モノ同士もあるにはあるのだけれど、
ほとんどが線で結べる事が出来たりするから面白い。
多くの点たちを「ココロのシナプス」で結んだ上での、
『考えるな、感じろ』なわけなのだけれど、
いやいや、この「結ぶ」という作業が
大切であるけれど、この上なく困難だったりして____。

自分も未だ追求中で、しょっちゅうサボったり間違ったりなので、
偉そうに言える資格も無いのは解ってはいるのだけれど。
ただそんな「哲学」にも似た五感+第六感の感覚が、
自分の音楽とは切り離せない大切なモノなのだよ。

と、久々に音楽の話をしてみたかっただけだったりする木曜日。