ふと、ね

「知らない方が幸せだった。」
あの日、あの娘が自分に投げつけた言葉の通り、
その本質に迫れば迫るほど、自らが傷つく事は
一人になった今でもたくさんあったりして、
あの娘の言う通りなのかもしれない。

でもね。やっぱり自分は、己が興味あるモノ全てを、
この目とこの手とこの体とこの心で知りたいのだよ。

別に自分自身の成長の為だとか、歌の為だとか、
そんな立派な理由ではない事は確かで、
何がそんなに自分自身を突き動かすのかは自分にもよく
解らないのが本当のトコロなのだけれど。

ひとつだけ言えるのは________________。
何かに興味を示す己の心に、自身が目隠しをしてしまう事は、
自分にとって、知る事よりももっと不幸せな気がするだけ。

♪ゼロコンマの果てにあるビスケット
 諦めて知らんフリなんて 体に良くないよ♪
      「嘘とロケット・ビスケット/henssimo」より

つーことで、大変前置きが長くなったのだけれども、
ふとね、イラクに住む子供達に逢ってみたい、と思っただけ。
ダメかね?
いやいや、自分は決して彼らの為に何かが出来るほど立派な
人間ではないし、ましてや傍に居た人を幸せにも出来なかった
人間が他の誰かを幸せに出来るはずもない事は重々承知だし、
イラクの子供達の現状に自身が傷つく事の方が想像出来るし。
だーかーらー。「ふと」だってばよ、ふと。
オッサンの戯言だ。忘れて。

____________________やっぱダメかね?

日記