よく笑う人

春の陽気が心地よい正午過ぎ、
昨夜書けなかったこの日記を書いている最中に
携帯電話が鳴った。相手は元嫁。
大腸に出来たポリープを取り除く手術が無事成功し、
めでたく今日退院するらしい。

電話で、互いの現在の状況などを面白可笑しく報告し合う。
その会話の中で、彼女が現在の彼氏と来月再婚する事を聞いた。
で、退院の日の今日、彼氏が実家に挨拶に来るという。

以前に、知り合いの居酒屋でテーブルを共にした折、
近々再婚するという報告を受けた時に感じた寂しさは、
今は不思議と感じない。
確かに、ひとつの物語の「終焉」に対する寂しさはあるけれど、
二人が出逢って別れるまでの15年間は、幻や作りモノではなく、
これからの二人がそれぞれの生き方を模索してゆく中で、
必ず役立つ「現実」であり「経験」なのだから。

「お義父さんへの報告かぁ。
 そりゃ彼氏は緊張するやろーね(笑)。
 オレもすっごい緊張したもん。
 あの緊張はライブの比じゃないき、
 ちゃんとフォローしちゃりよ(笑)。」

それからしばらく、再び他愛の無い話をした後、
それぞれの家族の健康を願ってから、
「おめでとう。」と言って電話を切った。

__________おめでとう。よく笑う人よ。
これからもよく笑える日々が過ごせるように、どうかお幸せに。