1人花火

宵の口。
開け放ったままの寝室の窓の外から
聞こえる花火の音で目を覚ます。
昨夜から今日の昼まで、「しば魂」パンフレットの
イラストを画いて、その後寝てしまったのだ。

そっか。今日は神宮球場の花火大会か。
昔はよく観に行ってたっけ。
冷えたビールとジュースと焼き鳥。
軟式球場の芝の匂い。
花火終了後の人混み。

「ドン! ・・・ドン!・・・ドン!」
見えない花火の音にあわせて
打ちあげた思い出たちが
パッと咲いて寝室の暗闇に消えてゆく。
ボクはベッドに寝ころんだまま、
その思い出の花火たちに声をかける。

たぁ〜まやぁ〜。

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