パンコール島での年越し

再びパンコール島に戻った年の瀬。
大晦日の夜、こちらには当然年越し蕎麦なんていうものは
ないので、晩飯代を少しだけ奮発して、
チャイニーズレストランでミースープ3.5RM(約105円)を
注文。海老と魚のすりみ等の入った海鮮スープに中華麺が
入っている。これを年越し蕎麦代わりにした。
あと、牛肉のチャイニーズステーキ12RM(約360円)を注文。

食後、一旦バンガローに戻って、
マレーシアの紅白歌合戦みたいな番組をみながら、
何故か「日本は紅白どっちが勝ったやろ?」と、
マレーシアより1時間早く2008年を迎えた日本の事を
考えていた。

年明け10分前。外に出て海岸沿いの道を散歩。
砂浜では少々気の早い地元の若者達が放つ打ち上げ花火が、
パンパンと夜空で弾けては闇に消え、
再び波の音が辺りを包む。風が気持ち良い。
海沿いのレストランから漏れ聞こえるテレビでは
いよいよカウントダウンが始まった。
「さようなら、2007年。ようこそ2008年。」

そんなパンコール島の海沿いの道で、
ボクは日本に居る家族や仲間達の事を思い出していた。
日焼けした腕をポリポリ掻きながら_________。