神とルールと腹具合

自分のマンションまであと約300m。

神様っちゅーお人は、ほんまに人間を試すのがお好きなようで、
その人間が病み上がりだろうがお腹が緩かろうが容赦はしない。
奥歯を噛みしめながら、尻をキュッと締め、
速いけれど決して他人から不自然と思われないギリギリの
速度で家路を急ぐ。
けれど途中に山手通りが立ちはだかり、この信号にいつも長い時間
待たされる。そして今回も歩行者信号は赤に成り立てホヤホヤ。
通りは果てしない車の波が右へ左へと流れてゆく。

おぉ!神よ!
アナタはどこまでワタクシをお試しになられるのだっ!!
漏らしちゃいますよ! 漏らしちゃっていいのですね!?

建設中の高速道路越しに天を仰いだその次の瞬間、
通りを走る車の走行音が消え、ふと通りを見ると、
あれだけ多かった車が右からも左からも来ていないではないかっ!!
モーゼの眼前で割れた海のごとく。
ジャジャジャ〜ン!!

「アレはマネしちゃいけません。ダメな人がするんだから。」と、
斜め後ろで聞こえる子供連れの母親の言葉に、
__知ったこっちゃね。こっちは神に試されとるんぢゃ。
と、信号無視をしたおかげで事無きを得て、無事に安息の地へと着けた。

我々は「大事」から「しょーもない事」まで、
いろんなトコロで試されているといふお話_________。

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