2009沖縄・伊平屋島の土産話(やはりエビなのだ!)

メンバーの1人がホテルの厨房を借りて作ってくれたスパゲティを皆で食べた昼過ぎ。
この炎天下で、一旦引き抜かれたテントポールを再び立てるのも難儀だし、
ここは野甫島の橋の下に出来た日陰で過ごそうと、野甫島に移動。

けれど、ここはは海は綺麗だけれど魚が少ないので、どーしても日陰でビールが
飲みたいというワガママなオカマ連中を残し、シュノーケリング希望者を連れ、
野甫島の裏手にある秘密のスポットへ。

一昔前に起こった海水温度の上昇による珊瑚の白化現象で、この島の珊瑚も
甚大な被害を受けたのだけれど、それでもしぶとく生き残ったそれら色とりどりの
珊瑚や多くの魚が出迎えてくれるこの場所で、今夏最後のシュノーケリングを楽しんだ。

____________そしてその日の夜。
ホテルの夕食には、毎年恒例のネコのようなデカさのエビが。
この島に来始めて18年。その毎回毎回食べてきたこのエビ。
今では見ただけで食欲を失くしてしまうそのネコのようにバカデカいエビを、
東京からわざわざ持参して来たオリーブオイルやドライガーリックや
めんたいマヨネーズで手を替え味を変えなんとか食べ終えた。
ちなみにサザエやトコブシはまだまだ食べ足りないくらいだけれど、
残念な事に今年は一度もお目に掛からなかった。

夕食を終え、夜に花を開いて朝には落ちるというサガリバナをみんなで
見学しに行ったその足で移動した馴染みの居酒屋のテーブルに運ばれて
来たのは、やはりエビ。

「もう無理・・・。バギー、オレの分も食べてくれ。」と、昼間の一件で
ボクらからすっかり『バギー』呼ばわりされている友人Fに救援要請。
ヤツはこの島も初めてだし、まだエビも食べ飽きていない。
クールな性格ゆえ、顔色ひとつ変えず、半身6つ、個体にすると3匹を食べた友人F。
ヤツのニックネームが『バギー海老』に進化した事は言うまでもない、
そんな伊平屋最後の夜_____________________。