国道20号線

深夜。
henssimoの最終リハーサルも終了し、
帰り道、ルイスの運転する車の助手席に、
昨日、台風の中で決行した引っ越しの
疲れと痛みがたっぷり残る体を預ける。
フロントガラスに映る夜の黒と、
その中に流れてゆくテールランプの赤色たちが
今夜は何故か心地良い。

「このままずっと夜を走ってたいねぇ。」と、
年甲斐もなく青臭い言葉を吐く運転席のルイスが
素直に恰好良く思えた、そんな車内に流れる曲は
カーティス・メイフィールドで「Superfly」___。