メリリリリー クリリリスマス!

独身に戻ってからのクリスマス・イブ。
1年目は新宿の街を一人彷徨い(「メリークリスマス」2006年)、
2年目はマレーシアのパンコール島で地元の友人と
闇夜の浜辺で、いつ上がってくるかもわからない
地引き網漁を眺め(「Happy X`mas」2007年)、
3年目はパチンコ屋でなかなか出ぬ自分の台を拳でこづき
(「やさぐれモード継続っ!!」2008年)、
まったく艶っぽい出来事もなくさぁ4年目のクリスマス・イブ。

フィリピン人ダンサーで敬虔なキリスト教徒である彼女に
言わせれば、クリスマス・イブというのは
「キリリスト ノ バースデー ヲ セレブレレイト スルルヒ デー、
 バカップルル ノ イヴェント ジャナイノヨー。」らしく、
メキシコ仕込みの巻き舌で、ボクのスープの皿に
パンのカスを飛び散らせながら熱弁をふるってくれる。

なので、彼女へのクリスマスプレゼントとして予定していた
3Lサイズのコートを買い忘れても、
「イイヨー。キリリリリスト ユルスヨー。
 ソレニ ワタシ エヴリリリタイム ホットネー。」
と、こんな寒い日に額に汗を浮かべながら、ワイングラス片手に
その3Lサイズの体をユサユサ揺らして笑ってくれるのはいいけれど、
その度に木製の椅子がギィギィと哀しげな悲鳴をあげる、
そんな妄想と現実が入り交じった4年目のクリスマス・イブの夜___。