島から島への”観光旅行”

もはや旅とも呼べない「旅だったよーな気がする」
そんな首までどっぷり浸かりきったパンコール島での日々に
少しだけ変化をつけようと、普段から仲の良いボート屋の
友人マッツを誘って島を出たのが朝の8時半。
そして今ボクは、どういうわけかランカウイ島にある、
床には蟻が這い、おまけに水シャワーしか出ないシャレーの
ベッドの上で体の痛みと闘いながら、隣のベッドで寝ている
マッツのいびきを聞いている。

経路を簡単に説明すると、
港町ルムッ→長距離バス(6時間)→クアラ・プルリス
→フェリー(1時間)→ランカウイ島→出迎えてくれた友人の車(30分)
→チェナン海岸→ホテル探し→チェックイン。
マッツを誘った時点でもはや1人旅でもなんでもない、
そんな島から島への観光旅行。
パンコール島を出たのが朝の8時半で、ホテルの部屋に荷物を降ろした
のが夜の7時半。フェリーや車の待ち時間も含め合計11時間もの
移動時間を要した初日。
ボクもマッツもランカウイ島初心者という、なんとも頼りない二人して、
パンコール島よりもはるかに大きく、パンコール島よりもはるかに近代的な
風景を目の当たりにしたその移動途中で何度「ランカウイ バハヤー(危ねぇー)。」と、
田舎者丸出しな言葉を口にした事か。

で、現在真夜中。
晩飯の後、長時間に及んだ移動の疲れを取ろうと入ったマッサージ屋で、
背骨が折れるかと思うほどの強烈なマッサージを受け、その痛みの
せいでろくに眠る事も出来ない。
初日にして早くもパンコール島を恋しく思う気持ちはあれど、
いやいや今日海岸で見たこの島の夕陽も綺麗だったし、明日はリベンジ
するつもりで、ランカウイを楽しんでやるんじゃー! あ痛たたたっ。


↑ランカウイ島 パンタイ・チェナン