泳げぬのなら釣るまでよ

今帰仁の運天港。
昨年から新しくなったターミナル入り口に
立てかけられた「口蹄疫予防」の看板が時世を語る。

伊平屋島まではフェリー伊平屋で1時間20分。
今回も出港前から船室の雑魚寝フロアで爆睡。

あ〜ぁ、今年もトビウオの群れを見逃した。
と、不機嫌面で眠気覚ましのうっちん茶を飲んでいる間に、
フェリーは伊平屋島・前泊港に入港。

船を降り、迎えに来てくれていた車で定宿「ホテルにしえ」へ。
18年来のつき合いもあり、今や家族同然のような関係なので、
ホテルに着くやいなや挨拶もそぞろ、
「腹減ったー。何か無い?」と食堂に入る。
普段は客に出していない昼食を、
ボクがおかーさんと呼んでいる女主人のK子さんに、
日頃の不摂生を叱られながら喰らった後、
部屋で泳ぐ準備をしたものの、この日も前日同様、
どんよりとした曇り空。風も強く海も多少時化ているので、
この日は釣りをメインとした島内巡りに切り替えホテルを出発。

クマヤー洞窟で旅の無事を祈願した後、田名漁港で
東京で大量に買い込んだイカ釣り用の餌木を一通り試すも、
いかんせん今はイカ釣りの季節とは真反対。そりゃ釣れんわな。
だったらルアーで魚狙いじゃー!! と、フロート系ルアーに替えて、
真っ青な海目がけて竿を振るも強風でヒラ〜ッとルアーが戻って
くる始末。だったら重いジグに替えたろーじゃないかっ!!
と、ジグに切り替えた一投目で根掛かり。
サヨナラサヨナラ900円もした高級ジグ。
今日は釣れんと竿を仕舞い車に乗り込む。


同じく釣果0で、おまけに不注意から、買ったばかりの竿を
折ってしまった友人Fを散々からかいながらの島巡りの途中、
突然目の前に飛び込んで来たひまわりの花畑の美しさに、
自分の意地悪さを悔やみ、御仏の心をもって友人Fに言葉をかける。

「折れた竿でも釣れるかもしれんじゃないか。
 _____________見たことも聞いたことも無いけど。」

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