泣いたちいかんぜよ

「くみくみスロープ(くもん出版)」を大人の知恵で上手に組んだ後、
色の異なるボールふたつのうちどちらが先にゴールするか、
幼い甥っ子・兄と甥っ子・弟に予想させる。
ヤクザな伯父さんはもちろんタダでは予想させない。
彼らの小っちゃな手には先ほど配った10円玉が2枚ずつ。
そのうち1枚を場に張らせ、予想が当たったら2倍にして返してあげる。

彼らの手に10円玉が増えて来たら、20円賭け30円賭け等の
まとめ賭けを教えてあげる。
時折「200円になったらガチャガチャ出来るでぇ〜。」と、
甘い誘い文句も忘れずに。
大興奮の末、予想が外れてスッカラカンになり本気で泣く幼い甥っ子を
ふつーに諭す。

「つーちゃんもパチンコ屋の前で何度泣きそうになった事か。
 けんど世の中泣くだけじゃお金は貰えんで。
 肩揉み10回で10円や。」

次から彼らはスッカラカンになっても泣かずに、
ちゃんと自ら肩揉みをするようになる。
正しいようではあるけれど、
根本的に間違っているヤクザな伯父さんの甥っ子教育___。

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