御年68歳のオカマスター

この日記のようなモノにも度々出てくる、
ボクの「東京の親」代わりでもある新宿2丁目のオカマスター、
御年68歳が先週土曜日に腸閉塞で緊急入院した。
彼(いや彼女?)は長い間、延命率が高くない癌との
闘病で、何度も腹を切ったり、カテーテル手術を受けたり、
許容量ギリギリの放射能を浴びたりして、それは現在も
継続中なのだけれど、一昨年にも一度腸閉塞を起こして
いて今回が二度目なので心配ではあるのだよ。
けれど、店の常連を始め、ボクらは心配以外はしてあげられないし、
以前此処でも書いたように、生きているうちはなるべく皆で
笑って過ごしましょうという、とっても狭い店のカウンター越しに
交わした彼(いややっぱり彼女?)との約束があるので、
ここはひとつ、店の常連客の中でも「ひねくれた子」的な存在の
ボクが元気付けをせねばと、
「これは、この間にマレーシアへ行けっていう神のお告げかも」と、
入院先の彼(もーオバサンでいいやオバサンで)にメールをすると、
翌日ではあるけれど、
「アンタ、ボクを置いて行ったらただじゃおかないわよ。」と、
十分脅しにも取れる返事が来た。オカマの執念は怖い_____。