喰えていないイメージ

「H報堂のRさんたちから美味しい炒飯の
 お土産を貰ったからいらっしゃい。」

夜遅く、マスターに電話で呼び出され新宿2丁目へ。
夕方に食べた遅い昼飯がまだ腹の中に残っては
いたのだけれど、2丁目の常連たちは未だに、
ボクの事を飯もままならない人間として認識して
いるので、こちらとしてもその期待に添うべく、
相手を待たせすぎないようTAXIで駆けつける。

本当は行きと帰りのTAXI代で十分旨い物の
一品や二品は喰えるのだけれど、わざわざ
呼んでくれるマスターの気持ちが嬉しくて、
あまり空いてもいない腹に炒飯をかきこむ木曜日___。