真っ直ぐな人たちに支えられ・2

沖縄・伊平屋島2011-7日目・中盤-

よく見る顔、久しぶりの顔、初めての顔。
みんな集まって、ライブの始まり始まり______________。

まずはこの日の為に、わざわざ集合してくれた伊平屋島・青年団のみんなの
エイサーからスタート!!
ん?突然照明が消えたね。水銀灯って再び灯るのに時間がかかるのよね。
ん?今度はエイサーの曲が入ったCDの調子が悪いね。
まーまーいいじゃないか。
気分を改めて思い切り踊ってくれ島の若人たちよーー!!

普段は各自の仕事に追われているにもかかわらず、今夜ここに集まってくれ、
本番の衣装まで着て踊ってくれる島の若者達のこちら側で、
その様子をじっとみつめる新宿2丁目オカマスター。

彼はここ数年、ステージで言うとけして低くはない癌と闘っている。
そのマスターが今年に入り、初めて弱音を吐いた。
渡島前、電話でその事を島の青年団のリーダーである宮城兄弟に伝えると、
自分たちエイサーを見てもらってマスターを励ましたい、と
自ら申し出てくれたどころか、青年団の仲間達にも事情を伝え、
他の仲間達も、オカマスターとは直接的には面識がないにもかかわらず、
「ボクらのエイサーを見て元気になってくれるなら。」と、
忙しい時間の合間を縫って今夜集まってくれ、
誰もが額に汗を浮かべながら、本気で、笑顔で踊ってくれている。

その男気に感謝。いや、島の可愛い女子たちも含めて。
キミらの心意気に「ありがとう」________________。