遊びとはいえ本気です

沖縄・伊平屋島2011-7日目・後半-

島の青年団のエイサーの後はいよいよボクのライブ。いざっ!
と、ステージで音を出し始めるも、おやおや?サウンドチェックの時と、
まったく音のバランスが違うじゃないか!?
聞くところによると、勝手を知らぬ島の子供がミキサーを
グチャグチャ弄ったらしい。
ま、まーええわ。今さら仕方ないし。
一曲目を急遽変更して、「STAND BY ME」唄っている間に、
なんとか、とりあえずのバランスを取ってねヨロシク、ダーリンダーリン♪

2曲目は夏の伊平屋島を舞台にしたオカマがモデルの
「OH! カマサマー!」

3曲目は、毎年毎年オカマたちのテントを建てる先発隊の悲哀を唄った
「ホーレィ That Hole!(掘られたくなきゃ穴を掘れ)」

4曲目は、先月先に逝った高知の旧友を偲ぶ
「Tears in heaven」 by E.Clapton

5曲目の伊平屋島をテーマにした「照るしのウタ」を唄い始める頃には、
ステージから右側に広がる海の上、満月がその水面を照らす。

♪月よ月よ今夜も照らせ 余す処なくすべてを照らせ♪

6曲目は、高校進学などの理由から15歳でこの伊平屋島の親元を離れ、
生きてゆかねばならない島の子供達へ。
「島人ぬ宝」 by BEGIN

♪ボクが生まれたこの島の海をボクはどれくらい知ってるんだろう
 汚れてくサンゴも減ってゆく魚もどうしたらいいのかわからない♪


♪いつの日かこの島を離れてくその日まで
 大切なモノをもっと深く知っていたい___それが島人ぬ宝♪

7曲目は、そろそろみんなも泡盛で良い気分になっているところで、
高知の"酔うたんぼ(酔っぱらい)"のオッチャンの歌
「やっていきちや!」で、お馴染みチヤチヤの掛け合い。

最後の曲となった8曲目は、沖縄民謡から、
楽しい"ゆんたく"の様子を唄った「遊び庭(あしびなー)」

島の人たちから「大和んちゅーなのに、よくマスターしたね。」と、
お褒めの言葉を頂き、ちょっとした嬉しいサプライズで驚かされた後、
気分を改めてのアンコール曲は、
新宿2丁目のオカマスターからのリクエストで、
「Wonderful Tonight」 by E.Clapton

今夜ライブに集まってくれたたくさんの島の人たち、
島の青年団のみんな、フミツグ、ハヤトを始めとする
創作エイサーのメンバーたち、みんな本当に有り難うね。
新宿2丁目のオカマスターのお礼の言葉は、
涙と鼻水でグジュグジュ過ぎて、いったい何を言っているのか
解らなかったけれど、みんなの心意気はマスターの「生きる」勇気に
きっと繋がったはず。本当に本当にありがとう。

最後に友人Fよ、手伝ってくれて有り難う。
これからしばらくは感謝しているので、オマエの嫌いな刺身も「喰え」とは
言わんから安心せい。ほんのしばらくの間だけれどね_______。