しばしの別れ

わざわざアナタの為だけに用意してくれた紙テープの
その全てが千切れ、離れてゆく船と岸壁の間に消えようとも、
その姿が見えなくなるまで、アナタに手を振り続けてくれた
島の友人たちがこちらに投げかけてくれた言葉。
それは「サヨナラ。」ではなく「またね。」

午後5時。避難便にて伊平屋島を離れる_____________。