讃岐うどんとサルバドル

とある世界では"お偉い"股間に棒の生えた四国在住のオバサン(67歳)から
美味しいうどんが届いたので、そうだお裾分けをしようと、先日約1ヶ月ぶり
に海外の仕事から帰ってきたつのだ☆ひろ氏夫妻のもとを訪ねてきたのだよ。

南アフリカからブラジルまでの大西洋を巡る船旅や途中の寄港地での写真、
ひろさんが以前から勉強していたサンバやボサノバのルーツといわれる貴重
な音源らを拝見拝聴させてもらいながら、

『いやいやこのオヤジは幾つになっても音楽に貪欲だなぁ』

と、心底思うと同時に、こちらが望む事すべてに対し、自身の知識や経験談を
ふまえて教えてくれる姿はやはり尊敬に値する。
ここ最近落ち気味だったモチベーションをご夫妻に上げてもらったおかげで、
正直あまり気乗りしなかった来月末からのニューヨークにも、少しだけ光明が
差してきたのもたしかなわけで。

「え?ツカサ、ニューヨークに何しに行くの? ライブ?」
という彼の問いに、
「プロレスの聖地、マディソン・スクエア・ガーデンに
 元NWA世界ヘビー級チャンピオン、ハリーレイスの面影を探しに。」
と、どや顔混じりで答えるボク。
「知らねーよ、ばっかじゃねぇの(笑)。」
と笑う彼の笑顔に見送られ、ひろさん宅を後に。

ご夫妻にとって長い船旅と海外だったので、『日本の美味しいうどん』が
さぞかし喰いたかろうと思って今回持って行ったのだけれど、豪華客船内
には日本食の"うどん"ぐらい普通にあるだろうという事に気づいた頃には、
人差し指に絡めた自宅の鍵がチャリチャリ音を立てて回っていた木曜日__。