裾野の広さと構造と

N.Y滞在最終日の夜、S新聞記者のI氏と二人で、スタッテン島の野球場で、
『スタッテンアイランド・ヤンキースvsブルックリン・サイクロンズ』の
試合を観戦。
MLB傘下のマイナーリーグのひとつで、I氏いはく、日本でいうところの
6軍ぐらいらしい。しかし6軍といえど、ヤンキースとメッツの下部チーム
同士の地元対決という事もあり、日本では考えられないぐらいの観客数の
多さに正直驚いたと共に、運営難に苦しむ『四国アイランドリーグ』などの
独立リーグを含めた日本の野球の活性化のヒントが様々な箇所に見られ、
プロ・社会人を含めた野球機構そのものの再構築こそが、これから夢を
掴む若者や、夢を仕舞うベテラン選手などの活躍の場を増やせるのでは
ないだろうかと、ミュージシャンのくせにそんな事を暮れてゆくN.Yの空に
思ってみたり。

野球観戦後、マンハッタンにフェリーで戻り、自室までの帰路を辿るボクの
少し前を、10歳にも満たない黒人の坊やがバスケットボールをドリブルしな
がら、父親と母親の後ろをついていっていたのだけれど、ドリブルの途中で
さりげなく自分の股の間を通したりするのを目の当たりにした時、
「そりゃー金メダル取れるはずや。」と素直に思ったのだよ_______。