5ヶ月ぶりのN.Y初日

「まったく、アメリカ人のする事は大胆というか何というか・・・。」

部屋の窓から見えるだだっ広い公園。
夏には其処は天然芝に覆われ、昼は芝に腰掛けたり寝転がったりして日光浴を楽しむ、また夜は映画祭などが行われ、それを楽しむ地元ニューヨーカーの姿が見られたのだけれど、今はその天然芝を土ごとゴッソリと掘り起こし、スケート場を作ってやがる。
たぶん冬が終わると再び天然芝を敷き詰めるのだろうが、その剥いだ芝生はちゃんと保管してるのかね?いやきっと捨ててるんだろうねぇ。ブロードウェイを中心とした街の電気の使い方も含めて、アメリカ人というのは、「もったいない」という観念が無いらしい。

こちらのTVのニュース番組では先日小学校で起こった『銃乱射事件』をきっかけに「学校側を武装させるか否か。」について、各コメンテーターたちの間で論争が繰り広げられているけれど、こうした事も含めたすべてにおいてアメリカという国は、娯楽から事件・問題にいたるその端々で「その上に丸ごと何かを覆いかぶせる」、いわゆる『力技』で対処しようとするその姿勢は、日本人のボクから見ればやはり短絡的にしか見えない。

ま、そんな難しい話はおいておきましょ。
到着日の今日は、13時間エコノミー席に縛られていた体が案の定悲鳴をあげっぱなしで、近所の日系スーパーに夕食の買い出しに出かけたのみ。そこで『数の子』(味付け済)を発見したので値段も見ずに大人買いをし、それと一緒に買った『カツ丼弁当』の入ったビニール袋を下げて、スケートを楽しむニューヨーカーの脇をブラブラと歩いて部屋に戻ってきたクリスマス前で賑わうマンハッタンの夜___。