夕食難民atニューヨーク

『郷に入れば郷に従え』を基本に今まで旅をしてきていて、当然、現地の食事にも極力慣れるようにはしているつもりなのだけれど、歳を重ねるほどに頑固にもなってくるもので、最近では辛い味付けがベースのマレーシアの食堂でも友人の家でも「コレ、オイスターソースで味付けして。」と、平気で我がままを言うようにもなっている。

此処ニューヨークでの食事はというと。
ほとんどが日系スーパーで『カツ丼』やら『親子丼』のような店屋物を弁当にしてもらうか、其処のスーパーで漬け物やらインスタントラーメンやらを買って、部屋に帰って食べているのだよ。
「ニューヨークなら美味しい物もたくさんあるだろうにどうして?」というそこのアナタ。こちらの高級レストランにしても、2$ピザ屋などのファーストフードにしても、自分にはどうも味が濃すぎるというか塩っ気が強く口に合わない。旨い店は確かに旨いのだけれど、一度行けばもう十分というかその味付けに飽きてしまうのだよ。先日のメキシコ・カンクンでも、リゾートホテル内の各レストランをローテーションを組み毎晩回った挙げ句、最終日には「あーお茶漬け食べたーい!」と発狂しそうになっていたし。
食の好みは幼い時にそのほとんどが決定すると何かで読んだけれど、その通り、自分には出汁の効いた味付けの日本食が『最高の贅沢』だったりする。

で、今夜の夕食は。
ブロードウェイにミュージカル『Rock Of Ages』を観に行った事もあり、丁度食事の時間を逃してしまった。時刻は午後10時半過ぎ。今から部屋に帰ってご飯を作るのも面倒臭いので、仕方なしにカートヤード(車両屋台)で買ったチキンオーバーライスとチリドックを部屋に戻って食べたのだけれど。
・・・ん〜やっぱり旨くない。というかしょっぱい。お茶お茶。

というわけで、たぶん今日も昨日と同じく明け方に、ガスコンロの前で「チャルメラ」の封を切る自分が用意に想像出来る月曜日___________。

(N.Y時間 01月14日 午後11時59分)