我が子は二十歳過ぎ

そう言えば、郷里・高知のTVCMで最近再び20年以上も前の
ボクの楽曲が頻繁に流れているとの噂を聞いたのだよ。

「アンタ、あの曲の使用許可はどーなっちゅうが?」と、
さすが50年近くも商いをしているせいか、
その商魂たくましい我が母親の質問に、
「ん〜、わからん。」と、
商才ゼロのバカ息子。

いやね、ぶっちゃけるとだね、
20年以上前に当時CDセールス数百万枚という大人気だった
某グループを抜けて、集客力もままならん我がバンドにやってきた
メンバーがだね、バンド解散後にボクらのバンドの音源を持って
郷里・高知に戻り、しばらくしてソイツから電話があり、その音源を
ある企業のTVCMに使用したいという話があってだね、
ボクはボクで、まー宣伝にもなるし、たまたまその楽曲がJASRACに
登録していないおかげで、その企業も助かるだろーと。
何故JASRACに登録しないと中小企業は助かるのかを
ここで長々と述べるつもりはさらさらないので、
この件は、「著作権管理代行 二次使用税」などで調べてちょーだい。

で、二つ返事で承諾をし、間もなくして高知でそのCMが流れ始めたのだよ。
いや正直、CMなんて1年ほどで終わるか新しいモノに変わる業界にいた為か、
まさか20年以上も同じ楽曲を流し続けるとは露ほどにも思っていなかったし、
そういうわけで契約らしい契約も交わしていないのだよ。
というわけでこの楽曲に関しての収入は自分の商才と同じくゼロ。

まーいいじゃないか。
20年以上前に他人ん家に貰われて行った我が子が
今でもそこで愛し続けてもらえているのなら。
こんなんじゃダメですかね?__________________。