ドヤ顔王子・再び

甥っ子2ndのオネショ騒動から2時間後。
彼らが最初に寝ていたその場所に、縦に二つ折りにした掛け布団を敷き、せめて足だけでも温めようと下半身を彼らの布団に斜めに入れるけれど、やはり寒くて眠れない。
寒さに震えながらipadを弄るその画面の明かりを傍で眠る彼らに向けると、すぐ隣で毛布や掛け布団をはね除けて熟睡する1stや、その向こうで同じく腰に巻いたバスタオルまで外して丸出しにしたチンコを時々弄りながら寝る2nd。もともと子供は体温が高いのだし、コイツらに掛け布団は要らないんじゃないかと、だったらボクにくれとも思ったのだけれど、彼らに風邪をひかせるわけにはいかないので、やっぱりその都度、布団をかけ直しているうちにとうとう朝を迎えた。

午前6時。カーテンの無い東側の窓が明るくなる頃、ボクの隣で寝ていた1stが目を覚まして開口一番の言葉。それは「おはよう」ではなく「コイツ、またしちゅうで。」
え? ホントに!?
1st越しに2ndの方を見ると彼も既に起きていて、今度は少し恥ずかしそうにニヤッと笑いながら「また出たでぇぇぇぇ。」
___出たでぢゃあるかっ!! はよ起きんかいっ!!

再び敷き布団や濡れた寝具を持って階下に下り、真夜中の洗濯に疲れ果て居間でウツラウツラ舟を漕ぐ母親に「ホレ、第二弾。」と濡れた敷き布団を見せると、さすがの母親もウンザリした表情をこちらに向ける。「オレがしたんやないし、オレにそんな表情されても困る。」と笑うと、母親は母親で「アンタがその歳でしたら、それはそれで大事(おおごと)よね。」と笑う。
まだ笑う気力が残っているうちに、母親は再び洗濯機を回し、近所のコインランドリーに乾燥機を使いに雨の中を行く。

すっかり目が覚めた甥っ子たちと午前中はゲームをしたり、午後は弟の車で甥っ子たちと中古の玩具屋に行ったり、うどんを食べたり、少し早い夕食を家族みんなで食べた後、午後9時には、二つ折りにした掛け布団の上で長い長い1日を終えた日曜日___。