悪いね、オイラは先を行くよ

_____「アンタはお気楽でいいねぇ。」

自分が19歳から30歳ぐらいまで世話になった渋谷の某飲み屋の忘年会の席。昔の仲間から言われたそんな嫌味たっぷりの言葉に、「まぁね。」という返事だけを返すその涼しい笑顔の奥で、「1年に1度、しかも数時間しか会わない人に今のオイラのいったい何が解るんだい? それにオイラはわざわざ苦労自慢や病気自慢を話しに来たわけじゃねーよ。」と、完全に斜に構えたもう一人の自分が居る。

この戯れ言を飽きもせず読んでくれているアナタを含め、今現在の自分に関わる老若男女皆それぞれ、その質こそ違えど様々な憂いを背負いながらも、それでも互いに顔を会わせた時には笑い合っている。そんな仲間にかまってもらっている事が自分の誇りであり、どんな状況においても、たとえ其れが作り笑いであろうがやせ我慢であろうが、えんやこらどっこいしょっと前に踏み出せるのも、アナタや仲間のお陰であったりするけれど、お歳暮は贈らないので宜しくね。

要するにだ、昔話や苦労自慢に花が咲くその場所は、もう自分の居場所じゃなかっただけの話さ、少し寂しいけれど。それより未来の話をしようじゃないか、たとえそれが悲観的な未来であったとしても。いまわの際まで笑い合ったその人をボクは知っているのだし。その人の真似すべてが出来るわけではないけれど、一時だけでもアナタの憂いを忘れさせる為なら、ボクは何にだって成れる。

つーことで、12月08日(日)しば魂mini at 新宿NakedLoft。
満を持して"トミヤマ ツカオ(職業:漁業)" 4年振りに復活!!
BGMはもちろんあの曲、『おいらの船は300トン』___。

日記