その頂きを見上げながら

来てくれている人をいかに喜ばせ、且つ圧倒するか。
本日、同郷の先輩でもありボクのソロCDのアレンジャーでもあるN氏のレコード会社主催のライブに、サプライズゲストとして登場した布施 明氏の圧力を感じるその唄声とパフォーマンスを前に、たった1曲、たった数分間なのに、良い意味でニヤニヤさせられ、帰りの車の中で「で、日曜日のオイラはいったい何をすればいい?」と考えさせられた夜。こんな感覚はつのだ☆ひろ叔父貴のライブ以来なのだよ。いや、その前に出演した米米CLUBのジェームス小野田氏やジョプリン得能氏、五十嵐氏からなるJ.I.Jにも素晴らしいアンサンブルとは裏腹のダラけたMC、その両方にニヤニヤさせられたし、最近どーもTV画面から聞こえてくる音楽を『への字』口で聴く事が多かった自分に「いやいや、まだまだ捨てたもんじゃない。」と感じさせてくれた貴重な夜だった事はたしかなわけで。

で、問題は今週の日曜日だ。
こんな事を感じてしまったがために、結局は日曜日に行われる予定の自分のライブのハードルを自身で勝手に引き上げようとする"今更感"たっぷりの意識が芽生えてしまうのだけれども、かといってマライヤ・キャリーみたいに4オクターブも5オクターブも急に声が出せるわけでなし。ま、意識だけは自分が目指す所のその頂きを見上げながら、いつもの自分で演りますよっと___。