島唯一の日本人ビーチボーイとして

どんなにレベルの高い大学に行ってようが、どんなに給料の高い会社に勤めてようが、後進国だからと言って、ボクの仲間を見下すヤツなど、この島では山羊の糞ほどの存在価値もないのだけれどね。
それでも、自分のボート屋の客であろうがなかろうが、彼ら彼女らが万が一怪我などをしてせっかくのパンコール島の思い出が台無しにならぬよう、離れたボートの上から日本語で「其処の岩や貝殻で足を切らないように注意してね。」などと、一声かけてから、再びイカ釣りポイントに向けボートのエンジンをかける。

まぁ、長いことこの島に居ると視野の狭い日本人の1人や2人は出くわすわけで、それはそれで仕方ない。その逆に、たくさんの素敵な日本人の若者やご夫婦やご老人にも出会え、その方々がこの島で怪我やトラブル無く存分に楽しめるように、少しでもこの島が好きになってくれるように、ボクは今日もお節介をやく2月の終わり___。