夕焼け独り

眠い。
こちらはまだ夜の7時過ぎでまだ陽も沈んでないというのに眠い。
ボート屋仲間も含め、此処の界隈のビーチボーイのほとんどが、ある者は朝から、またある者は昼過ぎから、此処パンコール島からボートで1時間ほど南へ行った処にあるスンビラン島にレクリエーションで行っている為、「行きたくねーよ。エアコンの効いた涼しい宿があるのに、なんでキャンプなんぞせにゃならんのよ?」と、友人らの誘いを断ったボクにとっては久々に訪れた独りの時間をどうやって過ごそうか楽しみにしていたのだけれど、結局は釣りから帰って来た後は、シャワーを浴び、洗濯をし、部屋のシーツや枕カバーを変えた後は、海岸通りに釣りに夢中になる余り食べそびれた昼ご飯代わりにハンバーガーを食べに行き、ビーチボーイでない友人らとお喋りをし、洗濯物が終わったのを見計らって宿に戻り、洗濯機から取り出した衣類をドライ運転の効いた部屋の壁にハンガーで吊るし、クィーンサイズのベッドに寝っ転がりながら此れを書いている今、まさに眠いのだよ。
でも今寝ると夜眠れなくなるのでとりあえず部屋を出て水平線に沈む夕陽でも見にゆこう。独りになったらなったで意外と時間を持て余すものだね_______。