今年もチョコには縁遠い場所で

観光客で賑わうパンコール島の土曜日の夜。
海岸通りの夜店のテントの下、ギターを抱えて椅子で寛ぐボクの周りには、親たちが店を閉める23時頃まで、自分たちだけで遊びまわる元気で逞しい子供たちが大勢群がり、「ツカサ、ドラえもん唄って。」とせがんでくる。そのリクエストに応え本気モードで唄う今夜3回目のドラえもん。もちろんちびっ子たちに日本語を理解する能力はまだないのだけれど、必ず「アン♪アン♪アン♪・・・・ドラえーーーもんーー♪」の部分は大合唱になる。恐るべしドラえもん。

日中、今日もカンカン照りの海の上で総量3kg以上イカを釣りまくったし、それを1kg約450円で全て売捌けたし、イカ墨で汚れた服も綺麗に漂白出来たし、終始においてイラッとする出来事も無かったし、そして夜は夜で、子供たちがくれた素敵な笑顔はどんなに値段の高いチョコレートよりも本当に嬉しく思えた、ヘトヘトだけれど幸せなバレンタインデー____。