伊平屋島から帰京

本日夜、沖縄・伊平屋島から帰京。
今回は旅の後半に仕事を絡めた事もあってか、島に入ってもどこか気分が落ち着かず、おまけに天候に恵まれない日も多く、束の間の晴れ間にも海に釣りやシュノーケリングに出掛ける事よりも、家族同様の付き合いをしてくれている定宿の手伝いを優先させてしまい、今朝まで居た伊平屋島の記憶新しい今、こうしてこれを書くためにキーボードに乗せた両手の甲や半袖から伸びた両腕の白さが物足りなさを物語っているのだよ。

宿の手伝いも今回の最大の目的であった伊平屋まつりでのライブもボクからすれば、誰かの役に立ち誰かが笑顔になるのだから両方にそれほどの差は無く、その為に海に出掛けられなかったとしても「ま、いっか。」ぐらいで済む。けれど、今回一番申し訳無かったのは、忙しい最中になんとか取った貴重な夏休み休暇にもかかわらず、こんなボクに少しもふて腐れる顔を見せる事なく最後まで付き合ってくれた家族ハナモゲラッチョ・セバスチャンや、友人Fを始めとする仲間たちである。村祭りでは強風雨の中をずぶ濡れになりながらクルーとして準備や写真撮影や後片付けに動き回ってくれた。

宿のベッドに入る前に覗くSNSで幼なじみの死を知った旅の終わり。つい先日、「小学校の頃、授業が終わったら毎日のように行ったあの海や川で、またいつか、お互いの釣った魚を自慢し合おう。あの頃と同じように。」と、文章ではあるけれど約束を交わしたばかりだっただけに、今でも哀しみよりも戸惑いの方が大きい。

ボクたちは永遠ではない。永遠ではないからこそ、一緒に共有出来るその短い時間をその道を、出来るだけ笑い合って紡ぎ、歩む事が大切なのだよ。
ボクの中で今も昔も変わらないその答えを胸に、今回の『沖縄・伊平屋島オレ夏2015』の思い出を、今日からゆっくりと思い出しては書いてゆこう_____。