無事帰国

「ずいぶん多くマレーシアに行かれてますね? なんでですか? お仕事か何か?」
「いや、単に旅行だけど。」
「それにしては多いし毎回長くいらっしゃいますね。なんでですか?」
「向こうに友人がたくさん居るもので。」
「そのご友人か誰かに荷物を預かったとかありませんか?」
「ごっざいませーん。中身見る? いいよ?見ても。」

叩いても埃なんか出やしないのにネチネチ聞いてくる若い税関職員を薄目で睨みながら返答をした後、税関を通り過ぎすぐに建物外にある喫煙所へ向かった昨日早朝、無事日本に帰国。

出発時に冬着を空港から知人宅に配送した為、成田空港の建物を出た途端に寒さにガクガクブルブル震える帰国と思いきや、向こうの冷房の効きすぎた高速バス用に持って行っていたペラッペラな上着一枚でも大丈夫なくらい。嬉しくもありその反対に比較的暖かい日が多かったらしいこの冬の様子を聞く度になんだか悔しい気もするのだけれども。

何はともあれ、パトロール中の警官に「プリーズ ショーミー パスポート」とか言われても可笑しくないほど、黒くというか薄汚く焼けたこの肌の美白作業を急がねばねば水曜日___。