紙に画いたモノ全部をデータ化するの巻

パソコンで歌詞を書く前は、当然のように紙に書いていたわけで、ノートだったり、メモ用紙だったり、1度使った紙の裏側だったり、まだ歌詞にもなっていない頃の"詩"やイラスト、企画書、絵コンテ等々までを入れるとそれはそれは膨大な量になるのだよ。で、今回、そのアナログなモノたちをデータ化しようと。

切っ掛けは『部屋のスペースがどんどん狭くなってきたので片付けたい』というホント軽い気持ちからだったのだけれども、書きかけて途中で止めている歌詞も含めその1枚1枚を、裏側に書いてあるのももちろんの事、その都度スキャニングしてパソコンに入れ、スキャン済みの紙媒体はシュレッダーに入れるという同じ動作を延々と繰り返すという流れ作業的ななんとも詰まらない作業に加え、紙のサイズが大き過ぎて1度ではスキャンしきれないモノは2度に分け、その後それらを画像加工ソフトでくっつけるというさらに面倒臭い作業も含まれ、連日夜なべをして黙々とやっても、まだまだ先も見えないどころか、これだけやって片付いたスペースは、たったこれくらい、親指と人差し指をちょびっと広げた分だけという、目的に対する効率があまりにも悪すぎて、「嗚呼何故に紙を選んだんだ自分」と余計に散らかった部屋の天井を仰ぐ。

スキャニングの作業中、パソコン画面に映るあの頃の歌詞や詩。
あの頃すべてにおいて青臭かったロック少年の、一途に夢を追い求め、一途に恋をし、それらに打ちひしがれてはその度に書き殴った言葉たちのそのほとんどは、気持ちが先行し過ぎて技術が追いついていないせいもあり、現在の自分からすれば、「まったく響かぬ、効かぬわワハハハッ。」と、北斗の拳のラオウのように余裕の笑顔を浮かべながら受け止められる程度の甘々な攻撃なのだけれど、それでもたまにこちらの余裕の笑顔が消える一撃を喰らわされる、もとい、フレーズをみつける度に「ほほぉ、ワシもまだ未熟よのぉ。貴様とこんな所で繋がっておったとは。」と、あれから何十年経っても自分の中で変わらぬモノを確認出来たり、逆に過去の自分に反省させられたり。

そんな青臭かった頃の歌詞はまた別の機会にカタチを変えて披露するとして、今回はこんな『ふざけた歌詞』をみつけたので載せておくね___。

日記