サガリバナは夜に咲き、鼻の下は昼伸びる

____夜に咲き朝方に散る一夜しか咲かないサガリバナ。
これが伊平屋島にもあるのですよ。でも、その場所はハブの出没の多い場所で、一足先に本島に戻るメンバーの出発時間までの間に、じゃあ気温が上がってハブの行動しない日中は安全だろ?となり、一応行ってみたのだけれど、咲いてない。そりゃそうですよ夜咲いて朝方には散っちゃうんだもの。

本島へ戻るメンバーのフェリーを見送った後、残りのメンバーで潮下浜(スーガ浜)へ行き、仲間たちを潮の引いたリーフの切れ目でシュノーケリングで遊ばせ、一服しようと浜に戻る途中、この島には似つかわしくないビキニ姿の若い女性二人の姿が。
カズミビーチも含め、此処も普段は投網の漁師さん以外は滅多に人も見かけない場所にビキニ姿の女子二人。しかも可愛い。どうやらこの島での遊び方が解らないらしいので教えてあげる。
「あそこのリーフの切れ目まで行ってごらん。熱帯魚たくさんいるから。」「えー本当ですかー!? あ、でも私たちマスクも持ってないし、どうしよう・・・。」「リーフの切れ目で泳いでる"まん丸い身体のおばちゃん"に、浜辺にいる格好良いオヂサンがマスク貸してやれと・・・うんぬんかんぬん。」___若いビキニ女子に眼がくらみ仲間を売った瞬間である。

全員が浜に戻って来た後、彼女たちが泊まっている宿は今晩の夕食が無くて困っていると聞き、「それじゃあ・・・」と先ほどの場所、白波の立つリーフの際で親子揃って竿を振りまくっている釣りバカの島の友人を指さし、「今度はあのオヂサンに"私たち晩ご飯無いんですぅ〜"って、その恰好のままお願いしてごらん。魚の一匹や二匹はバンバン釣ってくれるから。重要なのはなるべく前屈み&上目遣いでお願いする事、これとっても大事。」と、教えてあげた伊平屋島滞在最終日____。

________獲れたての魚と島ダコと伊勢エビの刺身
ビキニを着て来ずともこれぐらいはご馳走してあげるのに。