平熱36.2度→高熱40.8度

3月6日夜。仲間たちとのポーカーを終え、部屋に戻って寝る準備をしている最中に突然の悪寒に襲われ、体温計で熱を測ると38.8度。日本でもここ10年は体験していない高熱に、日本から持ってきていたEVE(イブプロフェン)を飲み床につく。


3月7日。朝から身体が怠い。朝食前に熱を測る。37.1度。今日は本土の病院に脚の傷口のチェックに行く日なので寝込んでもいられず、用意をして島の港まで。どうやら熱が上がったようでこの時点で口で大きく息をしていないと辛い。
正午過ぎ。担当医による脚のチェックと消毒を終え、熱が高いのを訴えるも、お金になる事以外は興味の無い外科医の耳には届かず、仕方ない、島に戻ってから島の病院に行くか。
普段であれば心地良いフェリー甲板の風が、今日は肌寒く、どうやらさらに熱が上がっている模様。島に戻ったその足でクリニックに直行。熱を測ると40.8度。ホラね、言わんこっちゃない。

下がったり上がったりのニ峰性を繰り返す高熱との戦いが、今日の今まで続いているわけで、咳も止まらない事から、これはインフルエンザかデング熱に違いないと踏んでいるのだけれど、クリニックの女医はデング熱を否定しているし、じゃあ熱冷ましにイブプロフェン飲んでもいいか?とこちらから尋ねると、それは…と言葉を濁す。デング熱にアスピリン系やイブプロフェンの解熱剤は重症化するおそれがあるので禁忌で、要するに医者も判断に迷っているのだ。

デング熱でないのなら、島の別のクリニックで筋肉注射で治るのに、この曖昧な判断のせいで、数日間、食欲減退で飯も喰えない状態のまま、ただひたすらアセトアミノフェン系の解熱剤で高熱に立ち向かっているのだけれど、正直体力も奪われ倦怠感100%で、ここ数日間で部屋から出たのは、病院に脚の消毒に行く時と脱水症状を防ぐ飲み物を買いに行く時ぐらい。

デング熱かインフルエンザか、はたまた術後の感染症か、なんにせよ高熱はあと1日~2日で、次の症状が出て来るか、そのまま回復してゆくかなので、高熱で脳味噌だけヤラれないように注意している。子種は今回の高熱で尽きた感じだし_______。