歳をとると次になかなか寝付けないぞと

案の定、年甲斐もない徹夜が祟り、整体に向かう道すがら、リハーサルに向かう電車の中で、はたまたリハーサル帰りの車の中で何度も意識を失いかけながらも、なんとか自宅に辿り着き、2代目に抱きかかえられたその腕の隙間からこちらを眠過ぎて仏頂面でジーッと見つめたまま、リビングから寝室への階段を運ばれてゆく娘を「Oh! ジュリエット〜! ジュリエット〜〜〜ッ!」と床に倒れ片手を伸ばして見送った態勢そのまま、床暖房で温もったリビングの床に零したアイスクリームの如く溶けて寝てしまい、携帯電話のメッセージ着信音で目を覚ました午前0時。

明日というか今日は、長野の友人の店の周年記念ライブにお邪魔するので、必要な荷物を準備しなければと、家族を起こさぬように静まり返った自宅内のあちこちをソロリソロリと泥棒のようにうろつきながら準備を整えてゆくその背後で、「あれやこれや言い訳を並べず、伝える者として最低限でも今出来る事はやっておきなさい」と、怠け者の背中を優しくポンッと叩いて押し出してくれる見えない力に、前につんのめりそうになり、危うく物音で家族を起こしそうになったぢゃないかバカ。でもありがとう____。