慣れるというコト
夜中、食べ忘れた晩ご飯の為の弁当を買いに、
近所のオ○ジン弁当に行く。
気づけば、弁当生活や外食にもすっかり慣れてしまった。
離婚してすぐの頃は、弁当の袋を提げて歩くだけで、
なんだか寂しい気分にもなったものだけれど、
いやはや「慣れ」というものは恐ろしい。
家庭の味からは遙か離れたトコロに居る自分が、
家庭料理屋の息子だっていうのも何だか皮肉っぽい。
弁当とデザートの入ったコンビニの
ビニール袋をブラリと提げて、
薄くスライスされた果実のような
月を見ながら歩く帰り道。
「1人」が気楽な夜だってあるものさ______。