1月の出来事FaceBook丸写し-その四-

新婚の操船するボートで釣りへ

「ツカサーー‼︎」

約2万5千人超もの人々が暮らすパンコール島のあちこちで、通りを行き交うバイクの音にも負けないくらいの、互いの距離感を無視した大声と素敵な笑顔をこちらに投げかけてくれる、約6年ぶりに逢う顔、顔、顔。

こちらが名前を失念した人も最初から覚えてない人も老若男女、自分を知るすべての人のその笑顔が、思い出のチャプターを一瞬にして6年前に戻すかのように、自分を受け入れてくれる、そんな嬉しさと。

やはり6年という月日はけして短くはなかったらしく、もう思い出の中でしか逢えない人たちの事や、島の至る所に出来た免税店や新しいホテルを始め、目まぐるしいスピードで変わろうとしている島の風景が、それらをすぐに上書き出来ない自分に与える淋しさと。

今度はいつ来られるだろう。
その時、皆んなは元気だろうか。

旧正月を迎える準備で次第に忙しくなって来た島の風景がバイクのサイドミラーに映っては消えてゆくパンコール島での最終夜。
そんなセンチな想いを隠すには充分過ぎるほど、日焼け止めクリームを塗り忘れて真っ赤っかになったその顔に、やっぱり涼しい笑みを浮かべながら、これまたやはり距離感を無視した大きな声で言いますよ。

Jumpa lagi(またね)___。

子育てから解放されないの図