三文芝居

「キャー♪ 助けてー♪」

入念な打ち合わせ通り、突然やって来た鬼にさらわれたフリをしながらも鬼の腕の中で終始笑顔の長女5歳の演技とも言えぬそれに気づく余裕すら無く、ただただ泣き叫ぶ双子女子。

とーちゃんは今日もヘトヘトな上に、喉もガラガラに枯れたよ____。

こんな安っぽい鬼にも泣いてくれるよ

日記