無粋な差し入れ

我がhenssimoドラマー武田光太郎の師匠は
言わずと知れたつのだ☆ひろ氏。
師匠というのはオヤジも同然。
兄弟分のオヤジなら自分にとってのオジキなわけで。
「オジキ、ライブ後にはきっと水飲みたいやろーな。
 酒呑みの人達はビール飲みたいやろーな。
 光太郎さんはプリン食べたいやろーな。」と、
薄い財布を省みず差し入れを購入。

そう。今日は今六本木のスイートベイジル139(以下STB)での
☆ひろさんのライブを観に行ったのだよ。

ビールやらミネラルウォーターやらプリンやらが
大量に入った大きなビニール袋を両手に提げて、
金曜日夕方の人通り多い六本木の街を歩く姿は、
急遽足らないモノを買い出しに行かされた
キャバクラの見習いウェイターのよう。
いい歳こいて何やってんだろオレ____。
もっと気の利いた差し入れは無いもんかね。
けれどソレはソレ、コレはコレ。
気持ちが伝わりゃいいじゃん。

STBのスタッフに案内され、楽屋へ。
「おはようございます! 今日は頑張ってください!
 僭越ながら差し入れっす!!」

☆ひろさん、品物の姿が透けたビニール袋を一瞥して、
ニコニコ笑いながら「要らない。」と一言。
☆ひろさんのこの手のリアクションに
いちいちまともに凹んでいるようでは、
『つのだ越え』など夢のまた夢。

「ひろさん水飲んだ方がいいっすよ、水!水!水!」
「うるさいよ。」
じゃあプリン! プリン! プリン!
「うっせーな(笑)。じゃあプリン貰うよ(笑)。」

とりあえず気持ちの1%ぐらいは伝わったのでOK。

で、肝心のライブはというと、凄く良くて、
最後の方には泣きそうになったのだよ。
『つのだ越え』がホントの夢になりそーなのも含めて(泣)。

我らが光太郎さんも、照明が照らす頭頂部の物悲しさが
多少気にはなれど、ドラム格好良かったよ、ドラムは。
「メリージェーン」叩かせたらきっと世界一やね(笑)。
あ、あと「ブラジャーマン」叩かせても世界一や。
きっとデニス・チェンバ-スよりもチャド・スミスよりも___。