幸せのため息
公園の散歩道でその小さい手をこちらに伸ばして握って来る時。
まだ思い通りに動かない両手を一杯に広げ、泣きながらヨタヨタと近づいて来る時。
『ダメな父親』でも『バカな父親』でも良い。うっすらとでも良いからなんとか娘のその記憶力が発達するまで、頑張って1日でも長く生きなければと強く思う。強く思うのだけれども。
「次、ゾウさん出てくるで。ほら、出て来たやろ。次はシマウマさんやね。ほらね。父ちゃん予言者やし。」
今朝観たばかりの『おかあさんといっしょ』を録画したDVDを観ながら、キャッキャッと手を叩いて喜んでいる姿を見ると、どうやら先はまだまだ長いようで___。