愛とドライバー

この世の中にある物質すべて、その寿命の長短は違えど、
いずれは滅びる運命にあるわけで_________。

自分は機械を分解するのが好きだ。
仕組みを理解しているわけでもなく、単に好きなだけなのだ。
故障した機械を目の前にすると、その原因と自力での修理が
可能かどうかを知りたくなる。だから分解する。

ただし、時として無知は大事を引き起こす。
組み立て終えた後にネジが数本余るのはしょっちゅうで、
以前は自宅のTVを直そうとして、数万ボルトもの電気を
可変する電圧部分に工具の先が触れ、感電死しそうになった
事もあった。その時の教訓が
「TVの裏蓋は素人が開けちゃいかん。プロに任せろ。」

最近は、その機械のほとんどに、自分のような文系人間には
理解不能な基盤やらが多く組み込まれ、分解してみたものの、
故障の原因が全くわからず、謎解きが出来ないままミステリー本を
閉じる時のような気持ちで組み立てる事も多い。
しかし、中にはアナログ的な箇所が故障の原因だったりする
モノも結構あり、そこを修理もしくは掃除してあげるだけで、
再びその働きを取り戻す時もある。

そんな時は、その機械を設計開発した技術者の
「この部分の修理はアナタ自身に委ねてあげる。」みたいな、
心意気を感じたりする。もちろん、原因がその他の部分だと、
「コレは部品交換。もしくは専門修理。
 つべこべ言わずに、プロにお金払ってね。」
と、シビアな笑顔を見せつけられるのだけれど。

 
この事を「人の心」に置き換えたりすると、某厚労大臣のように
またお叱りを受けるかもしれないけれど、なんとなく似ていない
だろうか?たしかに、プロの力も必要不可欠ではあるけれど、
「自分や周囲の仲間の力で直る(治る)」事もある。
それに欠かせないのが、『思いやり』=『愛』だと思うのだけれど。

_______「理想論」と寂しく笑うなら笑え。
リビングの床。目の前でバラバラになったキーボートの白鍵を
パズルのように揃える午前5時。

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