妄想・父の日

この日記のようなモノもサボり過ぎだね、まったく。
いや、個人的には穏やかな流れの中で、時折バタバタした動きがあり、気忙しかったり寝不足だったりはするものの、曲創りに熱中する時間も、まったくお金に成らぬ哲学的な想いにふける時間も、アナタの事を想い出す時間もあるのだから、俯瞰で見れば、おおかた失敗した人生の上にあぐらをかいて涼しい顔で笑う男の図ではある。

さて、今日は世間的には父の日だったのだけれど、生まれてから父と別れる12年の間に、そんな習慣が昭和な田舎町に根付いていたわけもなく、父と別れてからこちら、父の日というものを意識すらせずに生きてきたボクのような人間から見ても、「母の日」に比べ「父の日」に対する世間のこの何処かアッサリした感は、掘り下げて考えれば逆男女差別ではないかと思ってしまうのだよ。

ま、そもそも愛情は見返りなんぞ求めるモノではないのだけれど、男だって出来るなら我が腹で産みたいし乳も吸わせて育てたい。思春期の娘に「なんか臭い」とか言われる為に俺の精子は頑張って頑張って卵子に辿り着いたんぢゃない。単身赴任中の数ヶ月ぶりの帰宅に母娘ともに留守とか、結局自分で玄関の鍵を開けるとか赴任先の部屋の玄関かと錯覚するような我が家に帰りたくて長時間かけて帰ってきたわけぢゃない。両手一杯のこの土産もどーすればいい。

そんな、ちょっと淋しい父親になった妄想をしてみた父の日。
頑張れ! 全国のおとーちゃん!!___。

日記