嫁と初老と三姉妹

前回の更新から約1年。
この「旅の途中の独り言」の投稿ログインのパスワードすら忘れるほど、めまぐるしい日々が今現在も続いているのだよ。

詳しくはFacebookの方を覗いて頂けると、此処で事細かに説明する手間が省けるので非常に有り難いのだけれど、Facebookの方は「友達の友達」までしか覗き見られない設定にしているので、取り敢えず箇条書きでパッパと説明するとだね____。

2021年11月
流産にもめげず不妊治療を続ける中、第二子の着床&妊娠が判明。今度はどうか流れないでねと願う夫婦に医師から告げられた言葉は「双子ですね」。喜びも束の間、え? どーしよー、ウチお金ないのに、さー困った困った。

同年12月
今回もつわりが酷くてご飯も食べられないハナモゲラッチョ・セバスチャン(以下:嫁)に病院で点滴を打って貰いに行く事を薦めたら、そのまま帰って来ず、緊急入院。
娘3歳とのシトシトピッチャン『子連れ狼』生活が約1ヶ月続き、慣れぬ家事と育児に初老の身体がボロボロになる。

2022年01月
切迫早産防止手術の為に、再び入院する嫁を見送った後、そこから約半月、再び『子連れ狼』の日々。
夜9時半以降は携帯電話に連絡が入っても鳴らないようにしているので、幾つかの新規の仕事を逃しながら、寝相の悪い娘3歳の踵落としを頭に喰らいながら夜は寝て、朝5時半には目が覚めて、寝室のある3階から1階まで降りて洗濯機を回す日々。

同年02月
前回の退院からまだ2週間も経っていないのに、やっぱり緊急入院した嫁の残した「娘の為の晩ご飯」の作り置きを、保育園から帰って来てからTVに夢中の娘の口に親鳥の如くせっせと運ぶ日々が約1ヶ月。
嫁から送られて来たお腹の中の画像にはしっかり二人が映っているのだけれど、何度見返しても二人ともチンチンが付いていない。えー、また女の子かよー、しかも二人とも。

同年03月
ひな祭り前日になんとか出所してきたもはやベテラン服役囚の風格すら漂う嫁。
嗚呼、これでなんとか持ち堪えて予定日の6月末までシャバにいられるといいねー。

同年5月
んなわけにもいかず、G.Wが明けにこれで何度目か忘れたよ、ホレ、緊急入院。担当医師はこのまま予定日の6月末まで入院させるつもりらしい。初老の身体をユンケルでドーピングする日々が続く。

同年5月末
もう仕事の電話も掛かってこなくなった頃、嫁の身体も限界だったようで、NICUのある大学病院に転院したと同時に、帝王切開で女児二人を出産。

同年6月
NICUで入院中の双子女児より一足先に嫁が退院し、久々に平穏な日々が過ごせる。
と、思ったら家族全員新型コロナウィルスに感染。
40度近い高熱すら出たものの、あっという間に回復したワクチン未接種者二人の傍で、律儀に3回もワクチンを打った自分だけがズルズルと治りが悪い。だって初老だもの。

同年7月
新型コロナ感染のせいというかおかげというか、双子の引き取りが伸びて楽チンだねーと笑っていたのも束の間、ようやく双子を我が家に連れて帰って来てから、夫婦の睡眠時間は長くて2時間となり、双子の泣く傍らで長女3歳が泣くというカオスな日々に、心身ともにやられてゆく日々の中、途中、嫁は双子を連れて「産後ケア入院」し、その間に自分は長女を連れて沖縄・伊平屋島で、やっぱり此処でもグズったり拗ねたりする長女をなだめたりすかしたりしながら『子連れ狼』状態は続く。

同年8月
地獄のような天国、天国のような地獄。どちらにしてもそんな現実を受け入れながら、両親の自分に向ける愛情が今までに比べちょっぴり薄味になった事を敏感に察した長女が発するその泣き声の大きさに、睡眠不足の脳みそを砕かれながらも、はいこっちはオムツ、はいこっちはオッパイ、オッパイ出なきゃミルクだミルク、あー今度は時間差で寝ぐずりだ、あなたはとーちゃんとお風呂だお風呂、と、まるで野戦病院のような慌ただしい日々に追われるボクと嫁。

そして9月現在。
ストレスなのか新型コロナ感染の後遺症なのか、手櫛で髪をとかすだけで大量に抜け落ちる根性無しの我が毛髪を憂う自分の傍らで長女3歳が笑いながら言う。
「わたしはまた生えてくるけど、とーちゃん、もー生えてこないもんね」

うるせぇ、とーちゃんだって福山雅治ぐらいお金があったらバンバン植えるさ_______。

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