あの日父が息子に言いたかった事

____心のバランスを取り方は人それぞれなわけで、そのバランスの取り方を否定されると、ホラね、体調がすぐにおかしくなる、もう立派なオヂさんのくせに。
目の前にあるのは幸せ? うむ、たしかに幸せ。
けれども何かがポッカリと欠けているのだよ確実に。

普通の人は「今の現状を受け止め変化する事」が出来る。
それが自分には出来ない。苦しくて苦しくて仕方が無く、ここ最近は夜中に咳き込んで目を覚まし、そのまま暫く明け方まで眠れない事もしばしば。
胆石と痛風の薬と共に咳止め薬が増えた今日は、亡き父の42回目の命日なわけで、あの日突然、喋らぬ人となった父は果たして息子に何を伝えたかったのだろうか____。

日記