2009沖縄・伊平屋島の土産話(仕方ないからテント張るのだ!)

今日こそはテントを張る練習をしておかないと、明日合流して
くる年寄りのオカマ、もとい、ご年配のオカマ、違った、
ん〜要するに還暦とっくに過ぎたオカマに叱られる。
今日到着したN女史を港で出迎え、一旦ホテルに戻ってから、
テントや椅子を車に積み込み、いつものビーチへ向かった。

ギラギラと照りつける太陽の下、早速みんなでテント張り作業を
開始する。
叱られるだけならまだしも、そのオカマスターにすっかり気に
入られている友人Fは、夜中に夜這いをかけると脅されている為、
必死で農作業用のクワを使い、炎天下の砂浜に、ポールを立てる
為の穴をせっせと掘る。ふたまわりも歳の離れたオカマに掘られ
るのがどーしても嫌で一心不乱に穴を掘る。
友人Fよ、穴を掘れ。掘られたくなければ穴を掘れ。
♪泣くのが嫌なら 穴を掘れ〜♪水戸黄門のメロディーに乗せてみる。

____約1時間後。
ようやくテントを張り終え、すっかり日焼けしたボクらの顔には
疲労の色が色濃く残っていて、すぐにシュノーケリングを楽しもう
などという気分にはなれず、誰も自分の椅子から離れようとしない。
しばらくして、回復力が速い歳の若い順で次々に海に入ってゆくその
姿を、ただ見送るだけしか出来ないボクと友人Fの頭上で、
ネイビーブルーのテントが夏の風にはためいている昼下がり____。