快感ジュルルン

詰まった片方の鼻が上側になるように体を傾け、
もう片方の鼻が詰まり出すその少し前の、
既に詰まっていた方の鼻が通る瞬間が好きだ。

閉塞された世界が徐々に開放されてゆき、
ついには何の抵抗もなく空気が鼻孔の奥へと
流れこんでゆくその瞬間。
鼻の奥ではトンネル工事をしていたコビトたちが
発する万歳三唱がこだまする。
ま、次の瞬間反対側は既に詰まってきているのだけれど。 次は左にその次ゃ右に。
低反発クッションの上で体勢を変えては鼻のスッキリ感を
楽しむ、そんな風邪っぴきのボクのすぐ傍らで、
役立たずのプラズマイオン空気清浄機が
「オレはオレでベストを尽くしてるさ。」と言わんばかりに、
ブオオオオーっと音を立てる土曜日_________。