妄想スランプそして逃避

さっき浮かんだコトノハが、
次の言葉を待ちきれず
淋しそうな顔をして、
くわえタバコの煙の先に消えてゆく。
ボクはボクで
もう少し待ってくれてもいいのにと、
苛立ちを灰皿に押しつけた後、
また次のタバコに火をつける。
どちらが悪いかさておいて、
すれ違う時はすれ違う。
恋と同じだ。

などとロマンチストを気取ってみても、
はっきり言えば単なるスランプなだけなので、
外は雨にもかかわらず夜の新宿へと逃げ出し、
ゴールデン街、二丁目と一人ハシゴの木曜日__。

日記