せめて夢の中だけ

人生の3分の1は眠っている時間だと、
その昔、当時まだ現役だった王貞治選手が
寝具TVCMの中で言っていたっけ。
だとしたら夢の時間もたとえ3分の1はいかなくとも
人生の何分の1かは占めているわけで、
だからこそせめて夢の中だけでも自分の思うがままに
ならないものかと思うのだけれど。

「わがまま!!」
___彼女がボクを罵る大声を合図にその夢は覚めた。
おまけに夢の中に出てきた自分の財布の中身が、
本当の財布の中身と同金額という
哀しいほど現実的な先程までの夢を、
真っ暗なリビングで思い出しながら
深いため息をついた午前4時前___________。

日記